ダンテ・思い出

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ダンテの思い出とボイス

思い出1

ダンテ

よぉ、鍛えてるか！？

主人公！

ダンテは汗を流しながら、
素早い身のこなしで
槍術の修練をしている。

キャトラ

ダンテって、毎日欠かさず

戦いの特訓してるわよねぇ？

ダンテ

まぁな、騎士団長だった頃は、

誰よりも修練に熱心だったしな。

ダンテ

その時のクセで毎日、

槍を振らなきゃ落ち着かねぇのさ。

アイリス

まずは自分が手本となるなんて―――

本当に、素晴らしいですね。

ダンテ

……誰よりも鍛えてた理由は

そういう綺麗事だけじゃねえさ。

キャトラ

っていうと……？

ダンテ

荒くれ者の集まりの騎士団を

まとめあげるには、言葉よりも

腕力の方が効果的なのさ１

キャトラ

え～っ！

力づくで従わせてた、ってことぉ……

ダンテって、野蛮ね！！

ダンテ

ありがとよ！！

キャトラ

褒めてないわよ！？

思い出2

キャトラ

ねぇ、ダンテってファーベルと同じ

貴族の生まれだったのよね？

ダンテ

ああ、その通りだ。

それがどうかしたか？

キャトラ

どうしてダンテは優雅な貴族暮らし

じゃなくて、汗クサい騎士の道を

わざわざ選んだの？

ダンテ

騎士が全員、

汗クサいわけじゃないぞ！？

ダンテ

……俺とファーベルは、

生まれた環境は似てるが、

育った環境が違いすぎたのさ。

アイリス

でも、お二人とも同じバルラ王国で

生まれ育ったんですよね？

ダンテ

ファーベルがバルラ城で帝王学や

外国語やテーブルマナーを

学んでいた頃―――

ダンテ

俺は路地裏でゴロツキどもに

ギャンブルとケンカと

酒の飲み方を教わってな―――

ダンテ

気がつけば、2人の歩む道は

全く違う所にあった、って所さ―――

アイリス

な、なるほど―――

キャトラ

やっぱりダンテって、野蛮～っ！

ダンテ

ありがとよっ！！

キャトラ

褒めてないってば！！

思い出3

ダンテ

ふ～む、

どうすっかな、これ……

ダンテは心底、面倒くさそうに
足元の木箱の中身を眺めている。

アイリス

ダンテさん、こんにちは。

キャトラ

なにその木箱……

何が入ってるのぉ？

キャトラ

わぁっ！　すっごくキレー……

キャトラが木箱をのぞくと、
中にはあふれんばかりの
勲章やメダルが詰まっていた。

アイリス

こ、これって……

ダンテ

騎士団長時代にもらった

勲章やらなんやらを持って行けって、

ファーベルから渡されてな。

ダンテ

何の役にも立たん割に、

その辺に捨てるわけにもいかんし……

処分に困っていてな。

アイリス

処分だなんて……名誉ある、

大切なものなのでは……？

ダンテ

――俺が欲しいのは、

民の笑顔だけだ。

ダンテ

名誉や勲章のために

戦った事など、一度もないさ。

アイリス

だ、ダンテさん――

ダンテ

だから、俺にしてみれば

こんなものただの飾りでしか――

アイリス

あの、ダンテさん、
すいません！

ダンテ

は？

キャトラ

アイリス、見てみて～っ！

キラキラ光って綺麗でしょぉ～！？

キャトラは嬉しそうに、
色とりどりの勲章やメダルを
体中に身につけている……

アイリス

キャトラっ！

勝手にダンテさんの持ち物で

遊んじゃダメよ！

ダンテ

欲しけりゃ、全部やるよ……

キャトラ

ええっ、いいのぉ！？

やったぁ～！！

思い出4

キャトラ

ダンテってさぁ、

バルラ王国のコロシアムで

戦った事あるのぉ？

ダンテ

もちろんだ。あそこで

自らの武勇を証明した者だけが、

騎士団長に選出される。

ダンテ

俺もあのコロシアムで腕を磨き、

数多の猛者どもをなぎ倒してきた。

キャトラ

へぇ～！！

キャトラ

……ねぇねぇ、ダンテ！

アタシもコロシアムに

出てみたいな！

ダンテ

コロシアムに……

キャトラ、お前がか！？

キャトラ

ブユーをショーメーして、

キシダンチョーになってみたぁい！

アイリス

キャトラったら……

そんな無茶なお願いを……

ダンテ

そ、そうだな……

騎士団の昇格試験に、

猛獣と戦うという試練がある。

ダンテ

暴れ狂うライオンや、

飢えたオオカミを投入し、

無事に生還できるかを試すという……

キャトラ

じゃあアタシ、

そのモージューの役をやるね！

キャトラ

がお～っ！！

アイリス

コロシアムは

お芝居の会場じゃないのよ、

キャトラ……

ダンテ

その程度じゃ、コロシアムでは

勝てないぞ！　キャトラ、

もっと雄々しく吠えてみろ！

キャトラ

がお～っ！！

ダンテ

いいぞ、その調子だ！

アイリス

なんだかよくわからないけど、

盛り上がってるみたい……

思い出5

ダンテ

まだまだ、時間がかかる、か……

ダンテは悔しそうに
唇を噛み締めながら、
一通の手紙を何度も読み返している。

キャトラ

ダンテ、どうしたの……？

アイリス

そのお手紙――もしかして、

ファーベルさんからですか？

ダンテ

――ああ。

王国の再興は長い道のりに

なりそうだと、書かれてある。

ダンテ

バルラ王国から逃げ出した

国民たちは近いうちに戻ってくると

我々は予測していたが―――

ダンテ

民の多くは、

バルラ王国に戻ってくるかを

決めあぐねているらしい。

キャトラ

そ、そんな！

やっと平和を取り戻せたのに――

ダンテ

ファーベルが各地を巡り、バルラを

離れた者たちを説得しているが……

効果はすぐには出ないようだ。

アイリス

ダンテさん……

ダンテ

民にしてみれば、一度でも

平穏が崩れた国に戻る決断を

簡単にはできないだろう。

ダンテ

バルラ王国が築き上げた

信頼を守れなかった――

全ては俺たち騎士団の責任だ。

ダンテ

どうすれば、いいんだ――

思い出6

(※主人公が光る)

ダンテ

こ、この美しい光は――！？

ダンテ

主人公、

お前が、見せてくれているのか――？

？？？

――気高きバルラの勇者、ダンテよ

(※主人公とダンテが驚く)

ダンテ

こ、この声は……どこから！？

？？？

ルーンの魔力が、私にわずかな
時間をくれたようだ――

ダンテ

その声は……間違いない！

バルラ王殿――

バルラ王

勇敢なる騎士、ダンテよ。
おまえこそが、バルラ王国の
最期の希望――

バルラ王

どうか――バルラ王国を――
ファーベルを――
守って……く……れ……

ダンテ

――バルラ王殿！

私の全てを捧げ――

必ずや王国を再興致します！

バルラ王

――頼んだ……ぞ……

――虚空に響いたバルラ王の声は、
それきり聴こえなくなり……辺りに
風の音だけが吹き過ぎて行った。

ダンテ

い、いまの声は、一体――！？

アイリス

ルーンが、ダンテさんの魂と共鳴して

奇跡を起こしたんだと思います。

ダンテ

奇跡、だと――

ダンテ

ハハハッ、全くお前らは、

いつも俺を驚かせやがる。

ダンテ

だが、目が覚めたぜ。

俺とした事が、これしきで

悩んで立ち止まっちまうなんてな。

ダンテ

主人公、

ありがとよ。

ダンテ

おかげで、王国の信頼を

取り戻す方法を思いついちまった。

ダンテ

闇の陰謀を完全に暴き――

民の不安を一掃するのさ！

アイリス

――ダンテさん……！

ダンテ

そうと決まれば、

ぐずぐずしちゃいられねぇ。

ダンテ

さぁ、次の戦場へ――
急ぐとしようぜッ！

ボイス

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【詳細設定】

本名：ダンテ・ガルディーニ (cv.塩見宗真)

二つ名：[気高き騎士団長]→[王国を救えし騎士]

種族：人間　(職業：騎士)

所属：元バルラ城塞王国騎士団長

年齢：21歳

出身地：バルラ城塞王国

人間関係：幼なじみ→ファーベル　乳母→イゾルダ　元部下→クライヴ

関連キャラ

本編キャラ

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