茶熊版エクセリア・思い出

茶熊版エクセリアの思い出とボイス

動画

思い出1

エクセリア

みなさん、ごきげんよう♪

キャトラ

あら、エクセリア！

それにいつもの白竜ズも。

アイリス

制服、とても似合ってますよ、

エクセリアさん。

エクセリア

ありがとうございます！

学生服は初めてなので、

すごく新鮮な気分です。

キャトラ

初めてって……

学校に行ったことないの？

エクセリア

その、今までずっと専属の

家庭教師がついていたので……

キャトラ

へぇ～、そうなのね。

いかにも王女様ってかんじだわ。

アイリス

エクセリアさん、その手の棒……

もしかして新体操の、ですか？

エクセリア

そのとおりです！

早速、新体操部に入部させて

いただきました。

キャトラ

確か新体操部には

ソフィがいたわね。

エクセリア

そうなんですっ！

キャトラ

お、おう！？

エクセリア

私、ソフィ先輩の演目を見て、
すごく感動したんです！

エクセリア

かの＜氷の国＞の時期女王様で、

とても気品のある優しい先輩で、

だから、私――

キャトラ

ソフィに憧れて入部した、と。

エクセリア

は、はい……部活でも私事でも、

色々ご指導いただいています。

キャトラ

よかったわね。

すぐに友達ができて。

エクセリア

はい！

エクセリア

ええ、ラピュセル、フィーユ。

きっとあなたたちも

受け入れてもらえるわ。

エクセリア

一緒にお友達を

たくさん作りましょうね♪

キャトラ

……そういえばさ、エクセリアって

人間の友達が少な――

エクセリア

キャ、キャトラちゃん！
もう！　ゲオルグが言ったのね！

アイリス

まぁまぁ……ゲオルグさんも

心配しているだけですよ。

エクセリア

お友達に種類は関係ありません。
きっとみんな仲良くなれます！

エクセリア

そうよね、あなたたち？

エクセリア

うんうん、そうよね～♪

お姉ちゃんはちゃんと

わかってるからね～♪

エクセリア

かわいいよラピュセル～♪

ちっちゃかわいいよフィーユ～♪

キャトラ

いつものがはじまったわね……

思い出2

キャトラ

おっはよー、ソウマ！

アイリス

おはようございます、

ソウマさん。

ソウマ

おう、おはよう！

エクセリア

おはようございます、

ソウマ先輩！

ソウマ

ああ、おはよう、エクセリア！

ソウマ

うん、おはよう――って！
ちょ、ちょっと待った！

エクセリア

？　はい、ソウマ先輩。

私に何か？

ソウマ

な、なあ……まさかとは思うが、

このドラゴンたちを教室に

連れて行く気か？

エクセリア

はい、そうですけど……

ソウマ

あー……そのだな……

校内はペット不可っていうか、

ドラゴンはちょっと、ていうか……

エクセリア

？　ソウマ先輩……？

ソウマ

(おいおい……竜の国じゃ

これが当たり前なのか？)

キャトラ

どうかしたの、エクセリア？

エクセリア

あ、キャトラちゃん。

ソウマ先輩が……

ソウマ

(あーくそ！　なにかうまい

言い方はないのかぁ……！)

ゲオルグ

――姫様。

エクセリア

ゲオルグ！

ゲオルグ

ソウマ殿が言いたいのは、

竜を校舎に入れてはならない、

ということです。

エクセリア

……え？

ソウマ

…………

エクセリア

そんな……どうしてなの？

この子たちだってお友達を――

ゲオルグ

フィーユはともかく、

教室にラピュセルは手狭でしょう。

ゲオルグ

それに、我々のように誰もが

竜に慣れているわけでは

ございません。

ゲオルグ

目と鼻の先に獣がいたとなれば、

恐怖する者、殺気立つ者……

抱く感情は様々です。

エクセリア

け、獣……！

あなた今、そう言ったの！？

ゲオルグ

そういう見方が

あるのもまた事実なのです。

エクセリア

で、でも！

ここでならきっと……！

ゲオルグ

聞けばマール君の霊鳥も、

屋外で待機しているとのこと。

ゲオルグ

我らだけが特例……などという

道理はありませんぞ。

エクセリア

――っ！

ゲオルグ

ラピュセルとフィーユは
生徒ではありません。
ご理解ください、姫様！

アイリス

ゲ、ゲオルグさん、

そこまで言わなくても……

エクセリア

…………ううっ……

アイリス

あ……

エクセリア

ゲオルグ……あなたが

そんなことを言うなんて……

ゲオルグ

一般論を申し上げたまでです。

エクセリア

！　……ゲオルグの、バカ！

ソウマ

……悪い、ゲオルグ。

本来なら俺が言うべきこと

だったんだが……

ゲオルグ

主君をお諫めすることも

臣下の務めだ。

ソウマ

……なんとかしてやりたいが、

さて、どうするか……

思い出3

ソウマ

エクセリア、ちょっといいか？

エクセリア

……はい、ソウマ先輩、

なんでしょうか……？

ソウマ

実は、お前に特別講師を

お願いしたくてな。

エクセリア

講師……？　私がですか？

ソウマ

ああ、講義の内容は、

＜竜の国と竜族＞についてだ。

エクセリア

え……！

ソウマ

この学園には、竜の国も

出資してることは知ってるな？

エクセリア

はい、お父様から

そのようにうかがっています。

ソウマ

その関係で、竜の国の文化を

授業で教えるって話があるのさ。

エクセリア

そういうことだったんですね……

ソウマ

どうだ、やってみないか？

エクセリア

……わかりました。
精一杯やらせていただきます！

クライヴ

――というわけで、

今日は合同特別授業だ！

それでは、エクセリア殿……

エクセリア

よ、よろしくお願いします！

えっと、まずはじめに――

エクセリアは＜竜の国＞について、
順序立てて説明をしていく。

エクセリア

竜の国は、古き竜族と親交があり、

彼らとの盟約によって

国の繁栄を維持しています。

エクセリア

ですので、国民と竜族は

家族同然の関係といえますね。

ハルカ

へぇ、興味深いわね……

マール

ねーねー、ドラゴンって

みんなしゃべれるの～？

エクセリア

いい質問ですね！

ここで登場するのが、

＜ドラグナー＞という存在です。

エクセリア

ドラグナーとともにいる竜は、

お互いの絆が深く結ばれたとき、

人語に目覚めるといわれています。

シズク

種族を越えた絆……

尊いものですね。

エクセリア

それ以外ですと、

膨大な知識と経験を得た古き竜――

エクセリア

あとは、そういう才能を持って

生まれた特別な竜などですね。

マール

じゃあ、ラピュセルは――

エクセリア

ラピュセルは幼い頃から
一緒に育った、いわば妹です！

マール

お、おお？

エクセリア

以前は、すごく人見知り

だったんですが、最近は少しづつ

人にも慣れてきたんですよ！

エクセリア

ラピュセルも妹ができて、

少し成長したみたいなんです♪

ハルカ

は、はぁ……

エクセリア

あ、妹っていうのは、

仔竜のフィーユのことで……

エクセリア

まるで昔のラピュセルみたいに

ちっちゃ可愛いんですよ♪

エクセリア

ちょっといたずらっ子ですけど、

それは私の気を引きたいからで……

あぁ、健気だと思いませんか！？

ハルカ

え！　ええ、そうね……

クライヴ

エ、エクセリア殿、

そろそろ時間が……

エクセリア

ダメだと思いつつも、

つい甘やかしてしまうんです……

だって可愛いんだもん♪

エクセリア

はぁ～、ラピュセル、フィーユ、

今頃どうしてるのかしら。

お姉ちゃん、心配だわ……

ゲオルグ

姫様……

またしても悪い癖が……！

ヨシュア

…………

思い出4

エクセリア

(はぁ……この前は

つい熱くなっちゃったわ……)

エクセリアは、
バトンを高く放り投げた。

エクセリア

(みんなに竜のよさをわかって

もらおうと思ったのに……)

そして、落下してきたバトンを
キャッチしようと――

エクセリア

(ラピュセルとフィーユも

授業に参加できたら、きっと……)

エクセリア

あっ……！

バトンがけたたましい音を立てて
地面に転がる……

エクセリア

はぁ……

ソフィ

エクセリアさん、

もしかして調子が悪いのですか？

エクセリア

ソ、ソフィ先輩！

すみません、私ったら……

ソフィ

なにか悩み事があるのですね？

エクセリア

！　……はい、実は、その……

エクセリアは、ソフィに
自身の心中を打ち明けた。

ソフィ

……エクセリアさんは、

とてもお優しい方なのですね。

エクセリア

そうでしょうか……？

ソフィ

はい。

ですからきっと――

ヨシュア

あ、あの！　エクセリアさん！

エクセリア

え？　あなたは……ヨシュア君？

それにミレイユちゃんも……

ヨシュア

いきなり押しかけてすみません。

この前の講義のことなんですが……

エクセリア

う！　えっと、あれは、その……

ヨシュア

――僕、感動しました！

エクセリア

……え？

ヨシュア

前から竜について、もっと

よく知りたいと思ってたんです。

ヨシュア

だから、エクセリアさんのお話、
とても勉強になりました！

ミレイユ

あたしたちにも竜の友達がいて、

だから他人事に思えなくて……

エクセリア

ヨシュア君、ミレイユちゃん……

ソフィ

エクセリアさんの気持ち、

ちゃんと伝わっていましたね。

エクセリア

……はい、ソフィ先輩……！

エクセリア

あ！　ラピュセル、フィーユ！

勝手に入ってきたらダメでしょう？

ミレイユ

わぁ、かわいい！

この子がフィーユちゃんですね。

エクセリア

――！

ヨシュア

すごいや、本当に鱗が真っ白だ。

これが白竜なんですね……！

ソフィ

ふふ、なんだか微笑ましいですね。

……エクセリアさん？

エクセリア

……ぐすっ……

ソフィ

え！？

ど、どうされたんですか？

エクセリア

ご、ごめんなさい……

なんだか急に涙が……

ソフィ

エクセリアさん……

思い出5

ソフィ

そうです、エクセリアさん！

＜ふれあい教室＞なんて

いかがですか？

エクセリア

ふれあい……教室ですか？

ソフィ

ヨシュアさんとミレイユさんを見て

思いついたんです。

ソフィ

授業の一環として、

ラピュセルさんとフィーユさんと

実際にふれあうんですよ。

ソフィ

百聞は一見にしかずと言いますし、

それに……

エクセリア

！　ラピュセルとフィーユも

授業に参加できる……！

ヨシュア

おもしろそうですね！
僕は賛成です！

ミレイユ

あたしも、この子たちと、

もっと仲良くなりたいです！

ソフィ

もちろん色々と準備が必要だとは

思いますが……

エクセリア

……私、やってみます。

ふれあい教室、

必ず実現してみせます！

ソフィ

エクセリアさん……！

ヨシュア

僕たちも手伝いますよ。

なんでも言ってください！

ミレイユ

学校のみんなにも

呼びかけてみますね！

エクセリア

ありがとう！

ヨシュア君、ミレイユちゃん！

＜ふれあい教室＞実現を目指し、
エクセリアは学園内を奔走する。

カムイ

ほほう、ふれあい教室ですか……

いいですね！　承認しちゃいます！

エクセリア

ありがとうございます、
学長先生！

シズク

なるほど……であれば、

シュゴウも呼び寄せましょう。

マール

じゃあ、あたしも

ぽっぽ連れてこよ～っと！

エクセリア

本当ですか？

ふふ、楽しくなりそうですね♪

オウガ

おう、ヒメサマよ。

こんなもんでいいのか？

エクセリア

はい、バッチリです。

おふたりとも、お疲れ様です！

しっかりと固定された柵。
きれいに整地された野原。
そこには立派な＜広場＞があった。

オウガ

ハッ、こんくらい、

オレと赤獅子なら朝飯前よ。

なあ！

オウガ

オレらがここまでお膳立てしたんだ。

やるからにはしっかりやれよ。

エクセリア

もちろんです！

ぜひご期待ください♪

エクセリアの呼びかけに応え、
協力する茶熊学園の生徒たち。

様々な課題を乗り越え、
ついに＜ふれあい教室＞が
開催される――！

思い出6

エクセリア

ありがとうございます。

あなたと、それにみなさんの

おかげで、私は……

クライヴ

よーし、2回目の特別授業は
実地で行うぞ！
みんな、外へ出ろ！

キャトラ

こう集まってみると

なかなか迫力あるわねぇ～！

カグツチ

クッ……なぜ

我までこんな真似を……！

ハルカ

ねぇ、エクセリア。

ラピュセルさんに

さわってみてもいいかしら？

エクセリア

もちろんです、ハルカさん。

さあ、どうぞ♪

ハルカ

そ、それじゃあ失礼して……

あ……ほんのり温かい……

マール

よしよ～し、ラピュセル

かわいいよラピュセル～。

エクセリア

あ、マールちゃん、

首元はさわっちゃだめですよ？

マール

そうなんだ。はーい。

バイパー

…………

カグツチ

……なんだ、小僧。

バイパー

乗せてくれ。

カグツチ

断る。

バイパー

……断られたぞ。

エクセリア

ご、ごめんなさい！

カグツチは昔から気難しくて……

バイパー

気にするな。

……これはこれで面白い。

エクセリア

そ、そうですか？

カグツチ

なんなのだ、この男は……

ヨシュア

エクセリアさん！
特別ゲストを連れて来ましたよ！

ミレイユ

双角竜のペンタさんです！

ペンタ

久しぶりだな。で、あんたが

あの竜の国の王女様か。

エクセリア

あ、あなたは……！

ペンタ

ヨシュアたちの頼みだからな。

ちょっとだけ協力してやるよ。

エクセリア

！　ありがとう、ペンタ君！

キャトラ

ひゃ～、一気に

賑やかになったわねぇ。

ゲオルグ

ああ、そうだな。

キャトラ

ゲオルグ、なんか嬉しそう？

ゲオルグ

……あのように友に囲まれる

姫様を見たのは初めてだ。

ゲオルグ

姫様……ようやくご友人を

作ることができましたな……！

ゲオルグ

このゲオルグ！　心苦しくも
諫言した甲斐があった！
うううっ！　姫様……ッ！！

キャトラ

男泣きぃ！？

エクセリア

ふふ、ラピュセル、フィーユ。

お友達がいっぱいできて

よかったわね♪

思い出7

エクセリア

みなさん、ごきげんよう♪

アイリス

こんにちはエクセリアさん♪

調子はいかがですか？

エクセリア

＜ふれあい教室＞も

無事成功しましたし、

絶好調です♪

キャトラ

順調にドラゴンの良さを

広めてるみたいね♪

エクセリア

ええ♪

ラピュセルとフィーユにも、

ペンタ君というお友達も

増えましたし……♪

エクセリア

これもみなさんの

ご協力のおかげです♪

キャトラ

ふむ、前向きで

とってもよろしいわ！

キャトラ

じゃあエクセリア自身も、

これからもっとがんばって

竜の存在を広めてかないとね♪

エクセリア

はい♪

思い出8

エクセリア

主人公さんも、

応援ありがとうございます♪

エクセリア

私、思ったんです。

エクセリア

一人の力はちっぽけでも……

一人が動くことで、みんなが

ついてきてくれることがある……

エクセリア

だから、一人でも、

無力じゃないんだって！

エクセリア

茶熊学園での経験は、

私にとって、かけがえの

ないものとなりました！

エクセリア

心より、みなさんに

お礼を申し上げたいです♪

ボイス

---

◀ 思い出まとめへ戻る

◀ 茶熊版エクセリアへ戻る