茶熊版レイン・思い出

茶熊版レインの思い出とボイス

思い出1

レイン

赤髪はいるか？

アイリス

レインさん、こんにちは。

キャトラ

なーに？

また主人公と

勝負しにきたわけ？

レイン

してーとこだが、そうじゃねぇ。

レイン

クマ公が呼んでたぜ。

次の全校集会の事で

相談があるとか何とか。

アイリス

(クマ公……

カムイさんのことね……)

レイン

ったくあのクマ、

俺をパシらせやがって……

アイリス

ところでレインさん。

その制服、似合ってますよ♪

キャトラ

ハードな着こなしよね。

レイン

わかんねぇもんだよなぁ。

レイン

まさかこの俺が

ガッコ―に行く事になるなんてよ。

キャトラ

茶熊学園はどう？

楽しんでる？

レイン

まーな。

レイン

つえーヤツを探しに入ったんだ。

最初はナメきってたんだけどよ……

キャトラ

スゴイやーつ、

たくさんいるでしょ。

レイン

ああ。ありゃ、レベルたけーわ。

マジですげぇのが揃ってる。

レイン

血が滾ってしょうがねえ。

なあ？　主人公。

アイリス

部活動は何かされてるんですか？

レイン

んなもんに興味はねーな。

レイン

つえーヤツと戦う。

それだけだ。

キャトラ

アンタらしいわね……

レイン

…………

レイン

一人、ケタが違うヤツがいる。

レイン

そいつをずっと探してんだが、

中々見つからねぇ。

レイン

……早くそのツラを

拝んでみてえもんだ。

キャトラ

(……もしかして、

アイツのことかしら？)

アイリス

(たぶん……)

レイン

赤髪、さっさと

用事を終わらせてこい。

レイン

戻ったら俺と遊ぼうぜ。

キャトラ

けっきょく！

思い出2

朝。
レインはバイクで登校している。

レイン

……今日は間に合いそうだな。

レイン

……いや、別に授業受ける

わけじゃねーんだ。

遅刻してもいいか……

？？？

サボりはいかんぞ、サボりは。

レイン

……オメーか、クソ天使。

ガレア

やはりお前もバイクで

登校していたか。

レイン

何だ？

レースでもしてえのか？

ガレア

いや、学園まで

ツーリングでもと思ってな。

レイン

フン……

二台のバイクが、
通学路を疾走する。

ガレア

まさかお前と一緒に

学校生活を共にする事に

なるとはな。

レイン

まったくだ。俺はほとほと、

クソ天使に縁があるらしいな。

ガレア

ルカとは仲良くやってるか？

レイン

……まあな。

ガレア

素直じゃないか。

レイン

うるせえ。

レイン

ところでよお、クソ天使。

レイン

――オメーも中々、

いいオーラ出してやがるよなあ。

ガレア

…………

レイン

どうだ今から。俺と。

ガレア

お前の顔に傷を

つけたくないんでな。

レイン

言うじゃねぇか……！

ガレア

冗談だ。

オスクロル

レインさん、おはようございます♪

レイン

……おう、元魔王。

セイヤ

今日もいい天気だな、レイン！！

レイン

朝からうるせーよ。

ルビィ

レ、レインさん！

おは、おはようございます！

レイン

いちいちビビんな。

……取って食いやしねーから。

ガレア

ほう。

意外と馴染んでるようだな？

レイン

なわけねーだろ。

ガレア

…………

ガレア

ここは、お前にとって

自分自身を見つめる

格好の場所だろう。

レイン

あ？

ガレア

＜あの男＞に、会えるといいな。

レイン

……知ってたのか。

ガレア

大体予想はつく。

……じゃあな。

レイン

…………

思い出3

レイン

……誰もいねーな。

ま、授業中だから当たり前か……

レインは――
サボっていた。

レイン

つまんねー……

？？？

育ちなさ～い。

育ちなさ～い。

レイン

……？

ミラ

育ってあたしの胃袋を

満たしなさ～い。

レイン

よう、クソ悪魔。

ミラ

げっ！　悪魔殺し！

レイン

何してんだ。

ミラ

え……いや、その……

レイン

それはもやしか。

ミラ

そ、そうよ。

あたし、園芸部だから？

その活動で？

(ミラのお腹の音が鳴る)

ミラ

……あ。

レイン

…………

ミラ

…………

ミラ

そうよ！　あたしは

貧乏だからもやしを育てて

食料にしているのよ！

悪い！？

レイン

別になんも言ってねーが……

ミラ

安くておいしい、

デビル便利なもやしは

あたしの主食！

ミラ

最近はずっともやししか

食べてないんだから！

ははは、参ったか！

レイン

情けねーな。

それでも悪魔かよ。

ミラ

そうですぅー！

それでも悪魔ですぅ―！

悪いですかぁー？

レイン

ついて来い。

ミラ

……え？

…………

……

――家庭科室――

ミラ

…………

レイン

ほらよ。

――もやしチャーハンが
できあがった！

ミラ

……いいの？

レイン

今回だけだ。

ミラ

毒とか入ってないでしょうね？

レイン

よし、いらねーんだな。

ミラ

ウソ！　ウソです！

ありがたくいただきま～す！

ミラ

……ん、んんっ！？

なにこれ、ウマッ！

レイン

皿は自分で洗えよ。じゃーな。

ミラ

あ……ちょっと！

レイン

んだよクソ悪魔。

ミラ

その……ありがと。

レイン

……あんまり情けねー姿を

さらすんじゃねぇ。

ナメられたらどうすんだ。

レイン

俺たちは、同じ悪魔なんだからよ。

ミラ

…………

ルーシー

シスター！　レインは……

きっといいあくまなのだ！

ルーシーはかんじるのだ！

ルーシー

ぽかぽかを、かんじるのだ！

まだほんのすこしだけど……

ミラ

ルーシーの、いってた通りかもね。

思い出4

レイン

さて、なにすっかなー……

レインは――
引き続きサボっていた。

レイン

……体育館にでも行ってみるか……

エシリア

と～うっ！

マール

ナイッシュ～！

レイン

……ガキしかいねーな。

レイン

しゃーねー。

バイクでその辺流してくるか……

エシリア

あ～～～～～っ！

悪魔の人だ～～っ！

レイン

うるせえガキ。

俺に絡むな。

マール

たしか、レイン、だったよね？

レイン

……オメーは確か……

マール

天使のマールだよ～♪

ガレアから聞いてない？？

レイン

……フン。

エシリア

ねーレイレイ、

さっきバイクっていってたよね？

レイン

言ってねえ。オメーの気のせいだ。

つーかレイレイって何だ。

エシリア

のせてのせて～～～っ！

レイン

やなこった。じゃーな。

…………

……

マール

じゃ～、次はあたしね～！

レイン

(クソ……なんで俺が

ガキのお守りなんか……)

マール

しゅっぱ～つ！

レイン

待て。

メットはちゃんとかぶれ。

あぶねーからな。

マール

は～い！

エシリア

レイレイ、もっかいのせて、

もっかい～！

レイン

一回だけって言ったろうが。

……それよりも、ガキ。

マール

なに～？

レイン

さっきから気になるんだがよ。

その上着のシミ……

マール

……うわあ！　なんかついてる！

あ、これ、朝ごはんの

ケチャップだ。

レイン

ほっとくと落ちなくなるぞ。

マール

え～～、どうしよ～～！

またガレアに怒られるよ～……

レイン

……ったく、しゃーねーな。

貸せ！　落としてやっから。

マール

わあ、すご～い！

全然目立たなくなったよ～！

ミレイユ

ほんと、キレイに

落ちるんですね～……！

レイン

コツがあんだよ、コツが。

ミレイユ

よければ、教えてくれませんか？

演劇部の衣装で、

落ちない汚れがあって……

レイン

(なんで一人増えてんだ……)

エシリア

じゃあレイレイ、バイクのせて～！

レイン

しつけえなあ！

……マジであと一回だけだぞ！

マール

あ、じゃああたしも～！

レイン

オメーはどうする？

ミレイユ

え？

あ、その、よければ……

レイン

おう。

思い出5

レイン

……ったく、どんだけ走らせんだ、

あのガキども……

オウガ

オマエ、子どもに好かれるんだな。

レイン

……金獅子。見てたのかよ。

声ぐらいかけろ。

オウガ

いい事だと思うぜ。

レイン

何の用だ。

……もしかして、今日こそ

俺と遊んでくれんのか？

オウガ

オマエの探しているヤツだが……

オウガ

今、いるぜ。

レイン

！！

オウガ

オマエの事は言っておいた。

レイン

……場所はどこだ？

レイン

よう。やっと会えたぜ。

ヴィルフリート

…………

レイン

俺はレイン。

サタニアスからやってきた悪魔だ。

ヴィルフリート

知っている。＜悪魔殺し＞よ。

レイン

……テメーの事も、

昔からよく知ってたぜ。

レイン

不死者の帝王。

悪魔の国でも有名だったからな。

ヴィルフリート

そうか。

それきり、二人は黙り込んだ。
……重苦しい空気が流れる。

念願のケンカ相手。
にもかかわらずレインは、
闘志をむき出しにしようともせず、

ただじっと、ヴィルフリートの
目を見つめている。

――ほどなくして、
彼は再び口を開いた。

レイン

テメーはきっと、俺のケンカを

買ってくれんだろうな。

レイン

俺の気が済むまできっと、

全力で相手になってくれんだろう。

ヴィルフリート

覇気が無いな。

まるで戦う前から負けを

認めているかのようだ。

ヴィルフリート

勝てない相手だからこそ、

燃えるのが貴様だろう？

レイン

……俺は……

ヴィルフリート

悪魔殺しよ。

何故、会いに来た。

レイン

……ずっと、

聞きたい事があったんだ。

ヴィルフリート

……ふむ。

思い出6

レイン

テメーはかつて、

暴君だったそうだな。

レイン

気にいらねーヤツを

ブチのめし、屈服させ、

テッペンに君臨し続けた。

レイン

俺なんかがチンケに見えるほどの

暴れようだったらしいじゃねぇか。

ヴィルフリート

…………

レイン

やがて、テメーは変わった。

牙を引っ込め、爪を隠して、

静かに生きるようになった。

レイン

ところがだ。

テメーを実際に見たヤツは、

口を揃えてこう言うんだよ。

レイン

『今の方が間違いなく強い』

――と。

ヴィルフリート

…………

レイン

それが俺にはわからねえ。

レイン

俺だって、

サタニアスにいた頃とは違う。

周りが言うように、

変わっているのかもしれねぇ。

レイン

でも、やっぱり……

わからねぇんだよ。

ヴィルフリート

変化は恐れるものでは無い。

物静かな瞳の中に宿る
強烈かつ繊細な光を、
レインは感じ取る。

ヴィルフリート

一つ、教えてやろう。

ヴィルフリート

愛すべきもののため、

我は生きている。

レイン

…………

ヴィルフリート

弱さといえば弱さであろう。

しかしそれも、我にとっては

愛おしいものだ。

ヴィルフリート

悪魔殺しよ。

もっと他者に頼れ。

貪欲に、素直に。

ヴィルフリート

その力は貴様一人の為に

あるのではない。

他者を理解し、

他者に理解される為にあるのだ。

レイン

……今すぐには、できねぇ。

ヴィルフリート

出来なくて良い。

出来るものでも無い。

だがいつか――

ヴィルフリート

己の弱さを愛せる日は、

きっと来る。

そう言って、
ゆっくりと剣を構え、
不敵に笑う。

ヴィルフリート

ケンカをしにきたのだろう？

レインはうなずくと、
大太刀を勢いよく肩に担ぎ――

レイン

一言だけいいか。

帝王の堂々たる姿を、
しかとその目に焼き付けた。

レイン

ありがとうございます、先輩。

ヴィルフリート

うむ。

…………

……

アイリス

レ、レインさん！？

キャトラ

どーしたのよ！？

ボロボロじゃない！！

レイン

ちょっと遊んでた。

キャトラ

……ケンカ、したのね……！？

レイン

ああ。負けちまった。

アイリス

……治しますから、

じっとしていてください。

レイン

いや、いい。

……このままがいいんだ。

キャトラ

……レイン？

レイン

オメーら。

レイン

俺、ここへ来てよかったぜ。

アイリス

…………

キャトラ

アンタ……

(主人公が光る)

レイン

……赤髪。

レイン

これからも、よろしくな。

キャトラ

どーやら、収穫はあったみたいね？

レイン

まあな。

アイリス

よかったです。レインさん……

レイン

つーわけで赤髪、

これから俺とタイマンだ。

キャトラ

まだケンカし足りないの！？

まずはケガを治してからよ！

レイン

だからこのままでいいんだよ！

その方が燃えんだろ！

キャトラ

イミわからん！

レイン

行くぜ、赤髪！

まずは校庭までドラッグレースだ！

(二人が走り出す)

キャトラ

男の子って……男の子って！

レイン

何コケてんだオメー！

しゃーねー、やり直すぞ！

ボイス

同時期登場キャラ

私立茶熊学園2017

その他のイベント

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