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闇の王子・思い出

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闇の王子の思い出とボイス

思い出1

-それはずっとずっと昔の、そのまた昔のことー

ー運命の歯車が、めぐり始めるよりもっと前ー


闇の王子……………


ー地は、荒廃していた。

清浄なソウルに包まれた白の王国とは違い、地に漂うは<>ー

統べる<王>はいるものの、闇の匂いを嗅いで我を忘れた魔獣は黒の民にとっても害。

人々は<闇の王>の元、国を形成して安全を得ていたがー

ー辺境に住む民は、常に死と隣り合わせだったー


闇の王子…………


何をしている?


闇の王子……?


このあたりに集落があったと聞いたが?


闇の王子……なくなったよ。


なくなった?

……ならお前は、ここで何をしている?


闇の王子穴を掘っている。


穴を……?


闇の王子いけないか。


何の穴だ?


闇の王子魔獣に殺された人たちの。


……親か。


闇の王子村にいた大人たちは、みんなよくしてくれた。


……そうか


闇の王子……何か用?


まだ掘るのか?


闇の王子近くの村も全部やられたから。


小僧、もうやめろ。お前が先にのたれ死ぬぞ。


闇の王子そんなつもりはない。ちゃんと寝てる。


飯は。


闇の王子…………


夜にまた来る。


闇の王子…………


泥濡れの黒髪が風に揺れる。

少年は一人、また穴を掘り始めるー


思い出2

男は宣言通り夜またやってきて

わずかな食糧を少年に分け与えた。


食え。


闇の王子どうして、くれる?


警戒するな。気まぐれだ。


闇の王子…………


お前、名前は?


闇の王子…………


じゃあ好きに呼ばせてもらおう。

プレイヤー名

というのはどうだ?


闇の王子…………


気に入らんか? まあ、いい。

いずれ、別の呼ばれ方をされることになるだろうさ。


闇の王子……?


穴は掘り終わったか?


闇の王子まだだ。


もう充分だろう?


闇の王子……もっと増える。


…………


闇の王子なあ、あんた。この国は、どうしてこんなに荒れてるんだ?

闇の王>というのが、治めてるんじゃないのか?


なぜ知っている?


闇の王子みんな知っていた。


そうか。


闇の王子だけど、守ってはくれない、と。

魔獣は危険なままだ。


…………


闇の王子王は、天が憎いのか?


なぜそう思う?


闇の王子この大地を見ていないから。

ここに住む、人々のことを、考えているとは思えないから。


王には王の考えがあるさ。


闇の王子本当か? 本当に、正しいことを、考えているのか?


お前が思う正しいこととは?


闇の王子……みんなが幸せになること。


浅いな。


闇の王子……だから穴を掘るのさ。


……ほう……

また来る。


闇の王子好きにしなよ。

…………


思い出3

…………


闇の王子…………

よく飽きないな、あんた。


スキアーズスキアーズだ。

名乗ってなかったか?


闇の王子初めて聞いた。


スキアーズお前こそ飽きないな。一体いつまで穴を掘る?


闇の王子前に言った。これじゃまだ小さい。


スキアーズどれぐらい深ければいい?


闇の王子……天に届くほど。


スキアーズ興味深いな。どういうことだ?


闇の王子わかってくれとは言わない。ただ……


スキアーズただ?


闇の王子……真っ暗い穴の底まで、白い光が射すときがある。

それは……好きだ。

分け隔てのない、優しさのように思えるから……


スキアーズ……そうか。


闇の王子天と地にこだわる意味はない。穴に入れば、みんな同じだ。

なんとなく、そう思うから。


スキアーズ…………


スキアーズは、一振りの剣をプレイヤー名へ放り投げた。


闇の王子


スキアーズ拾え。穴を掘らなくてよくなる方法がある。

それを教えてやる。


思い出4


闇の王子ーくぅっ!?


スキアーズどうした。まだ終わってはいないぞ。


闇の王子……こんなこと、頼んでない。


スキアーズそうだな。だが、お前は拒まず、俺に立ち向かって来た。

どうしてだ?


闇の王子……こう言いたいんだろう?

人々を魔獣から守れるくらい、強くなれ』って……


スキアーズ誰がそんなことを言った。


闇の王子!?


スキアーズ死ね。絶望し、世界を呪うしか出来ぬのならー

ーお前の命に価値はない!


闇の王子!!


スキアーズほう。


闇の王子あんたこそ、何を考えている?

殺す気なら、手加減はいらないだろう!?なんのつもりだ!?


スキアーズーフン!


闇の王子ぐぅっ!!


スキアーズ気まぐれだ。


闇の王子……気まぐれで生かし、気まぐれで殺すのか……!


スキアーズそうだ。


闇の王子何の権利が有って!


スキアーズ言えば納得するか?


闇の王子くっ!?


スキアーズ権利は、有る。貴様には会うことすら叶わぬ誰かが、それを持っている。

それは真理だ。だが真理を知ってどうする?理由さえあれば従うか?


闇の王子……<闇の王>のことかっ!


スキアーズそうだ。<闇の王>に従うは、愚なる民の宿命。


闇の王子あんたは王じゃないだろう!


スキアーズーはあっ!!!


闇の王子うあぁぁああああっ!?


スキアーズ……そうだな。俺は、王ではない……

ー王に<なりかけた>半端者だ。


闇の王子……!?


スキアーズ命冥加な小僧め。

また来るぞ。


闇の王子なんなんだ……あいつ……!


思い出5

ースキアーズはその後も、何度も彼の元へ訪れた。


闇の王子ーうぉおおおっ!


スキアーズまだまだだな。


闇の王子くそっ!


スキアーズその程度で俺の命はくれてやれんぞ。

さあ、もっと抵抗しろ。でなくば今日こそここで、貴様を穴に送ってやる。


闇の王子くっそぉおおおっ!


スキアーズは訪れる度、食事を施し、次には剣を振るって半死へと追い込む。

そんな日々が、続いたー


闇の王子…………


スキアーズ俺を待っていたか?


闇の王子……ああ。

一つだけ、わかったことがある。


スキアーズなんだ?


闇の王子あんたの意図はわからないがー

ーあんたを倒さない限り!ここからどこへも行けないってことだ!


スキアーズはっ!くだらん!

仮に俺を倒して!貴様はどこへ行こうというのだ!?


闇の王子勝ってから決める!


スキアーズ不可能だな!


闇の王子うぉおおおおおっ!


スキアーズ……小僧、やるようになったな!


闇の王子おかげさまでっ!


スキアーズ目は覚めたか!?


闇の王子何がだ!?


スキアーズ貴様の理想…それ自体は、誰に咎められることでもない!

だが!

人々を幸せにすること』は、容易ではないっ!

半端な覚悟では背負えぬ!


闇の王子そんなことはわかってる!


スキアーズならば、どうするっ!

いつまでも穴を掘り、天の助けを待つだけかっ!


闇の王子!!


スキアーズいいかげんに観念しろ!理想が見えてしまった者にはー

ー実現させるために!命を燃やす義務があるっ!


闇の王子なら……やってやるっ!

なってやるともっ!<>にでも、なんでもっ!


思い出6


スキアーズ……くくくくく……


闇の王子!?


スキアーズはははははは……!


闇の王子なんだ……!?


スキアーズ嬉しいのさ。


闇の王子…何がだよ?


スキアーズ最期に、こんな奇蹟が待っていたとはな……


闇の王子……奇跡だって……?


スキアーズ……よくやった。


闇の王子まだ終わっちゃいない。


スキアーズいいや、時間切れだ。

俺の、な……


闇の王子お、おい、あんた!?


スキアーズ俺は、今の代の<闇の王>と後継者の座を争ったんだ。老骨に決まってんだろ。


闇の王子何を言ってんだよ……?


スキアーズ小僧。貴様にその剣をやる。

それをもって王都へ行け。俺の館がある。こう見えて、名家だ。

その剣を持つ者が、当主とみなされる。


闇の王子!?


スキアーズそして、名乗りを上げろ。自分こそは<闇の王子>、<闇の王>の後継者候補だと。 


闇の王子そんなことしてどうなる?


スキアーズヴァルアスという騎士がいる。あいつうは公平だ。

お前の剣の腕を見れば、きっと目をかけるだろう。認めさせれば、位にも忠実だ。


闇の王子やるなんて言ってないぞ。


スキアーズそこは…頷け……

俺に似た小僧よ……


闇の王子あんたに似てる!?ハッ、冗談だろ?


スキアーズ言葉遣い、もう少し改めろよ。出来るだろ、そのくらい?


闇の王子…………


スキアーズ俺もな……感じでいたのだ。

>だけじゃない……

>にも、安息を、な……


闇の王子……あんた……スキアーズさん……本当にもう、終わりなのか……?


スキアーズお前にやられたわけではない。もうとっくに、空っぽだった。

>の力を、供給されなくなっていたからな……


闇の王子…………


スキアーズま、諦めるんだな。面倒な奴の、面倒な遺言を聞いてしまった、と。

……頼んだぞ。今の世界は、正しくない……

お前の時代で……変えてみせろ……!


闇の王子……ああ……

!?

この、光は……!?


スキアーズ!!黒に生まれながら、その<>は……!


闇の王子自分が……放っているのか……?


スキアーズ……任せたぞ……


闇の王子……スキアーズ……さん……!

……好き勝手言ってくれて。……だけど、わかったよ……

あんたの言った通り……!

まずは、その<闇の王>の後継者に、なる……!

そうしたら……きっと出来るんだよな……?


世界中のみんなを、幸せにー


そのとき、プレイヤー名が放っていた光とー

ー天から降り注ぐ白い光が、束の間、交差したー


ボイス

状態ボイス
キャラ詳細画面この世界は、正しいのか…
Lvアップ力だけじゃ…!
スキル終わりにするんだ!
AS1道を開けてくれ!
AS2こうするしかない!
AS3それが本当に正しいのか⁉
交代時(入)切り拓く!
交代時(出)ちぃっ!
クエスト開始時立ちふさがるなら、容赦しない!
クエスト中放置立ち止まってる暇はない
クエストクリア時どうしてっ!争わなきゃいけないんだ!
戦闘不能時このまま…では…
攻撃1くっ!
攻撃2せぇっ!
被ダメ1っ!
被ダメ2うっ!
被ダメ3ぐあっ!
手を振る/お辞儀やあ
バンザイ/ハイタッチよしっ!
土下座/頭を抱えるなんてことだ
温泉これで、まだ戦える

同時期登場キャラ

ZERO CHRONICLE ゼロ・クロニクル~はじまりの罪~


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ゲーム情報
タイトル 白猫プロジェクト
対応OS
    • iOS
    • リリース日:2014/07/25
    • Android
    • リリース日:2014/07/13
カテゴリ
ゲーム概要 ド迫力のバトルシステムで白猫の新たな冒険を体験しよう!

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