土方十四郎・思い出

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土方十四郎の思い出とボイス

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思い出１

土方

御用改めである！

土方

新選組だ！　神妙にしやがれ！

キャトラ

ぎにゃー！　なんなの急に！？

土方

改めて名乗っとくか。

新撰組副長、土方十四郎だ。

土方

ちっとばかし

飛行島でやっかいになる。

キャトラ

もっと普通にやってきなさいよ！

アイリス

いらっしゃい土方さん。

歓迎します。

主人公

(♪)

土方

つか、こいつが空飛ぶ島か。

大したもんだ。

キャトラ

アラ、あっちの世界でも

大きな船がたくさん飛んでる

って聞いたわよ。

土方

そうだな。

天人の船が飛び交ってやがる。

キャトラ

あまんと……？

土方

江戸の町をガラリと

変えちまった連中さ。

町は豊にゃなったが、

そいつらに抵抗して

悪さをする奴らも現れた。

だから俺ら新撰組がいるってわけさ。

キャトラ

イマイチよくわかんないんだけど、

新撰組ってなにをする人たちなの？

土方

幕府直属の武装警察ってやつだ。

バカな悪党どもを取り締まってる。

キャトラ

ふむふむ。

町の平和を守る

正義の味方ってワケね。

土方

そいつぁちょっと違うな。

主人公＆アイリス

？　　　？

土方

幕府のやることが

必ずしも正義たぁ限らねえ。

現に天人と癒着して

腐敗した役人もいやがる。

土方

俺たちが戦うのは……

俺たちの筋を通すためよ。

キャトラ

なんか真面目ね！

でも、安心したわ！

土方

ああ？

キャトラ

そっちの世界にも

マトモな人材がいるのね！

万屋の3人みたいに

変わり者しかいないと思ってたわ。

土方

あの連中と一緒にすんじゃねえよ。

アイリス

ところで土方さん。

これからお昼ご飯なんです。

ご一緒にいかがですか？

キャトラ

そうよ。一緒に食べましょうよ。

アンタの話ももっと聞きたいし。

アイリス

どうぞ。

お口に合うといいんですけど。

土方

焼き魚にみそ汁か。

こいつぁうまそうだ。

土方

悪いがマヨネーズあるかい？

アイリス

え、はい……ありますけど。

どうぞ。

キャトラ

ちょ、マヨネーズなんて

何にかけるのよ？

キャトラ

…………

キャトラ

…………

キャトラ

…………

キャトラ

もがー！

キャトラ

アンタ、どんだけ

マヨネーズかけたら気が済むのよ！

料理が見えなくなってるじゃない！

土方

これでも足りねぇくれーだ。

キャトラ

って、みそ汁にもマヨネーズ！？

アイリス

（どんな味がするんだろう……？）

キャトラ

アンタ、これはもう料理に

対する冒とくだわ！

土方

ゴチャゴチャうるせぇ！

土方

マヨネーズってのはなぁ、

森羅万象なんにでも

合うように作られてんだよぉ！

キャトラ

た、食べてる……

キャトラ

前言撤回よ！

やっぱアンタも変な人だわっ！

主人公

………

思い出２

キャトラ

うーん。これは難問ね……

アイリス

さすがに私たちだけじゃ……

主人公

…………

土方

どうした、面倒ごとか？

アイリス

あ、土方さん。それが……

キャトラ

そうだ！

この男がいるじゃないの！

土方

……？

キャトラ

ねえ、アンタ

新撰組の副長さんって

言ったわよね？

土方

それがどーした？

キャトラ

じゃあ、

部下の指導をしてるワケよね？

土方

新撰組の隊士たる者、

日々の鍛錬は欠かさねェ。

キャトラ

決まりね！

これ以上の適任はいないわ！

土方

何の話だ？

アイリス

実は冒険家ギルドから

依頼があったんです。

潰れかけた道場を

立て直してほしいと。

土方

冒険家ってのは、

んなことまでするのか？

キャトラ

依頼があれば何でもするわ！

でも、アタシたちは冒険家であって、

武道家じゃないのよ！

キャトラ

だから、きちんと指南できる人が

必要なワケ！

土方

なるほどな。

そいつを俺にやれってか？

アイリス

お願いできないでしょうか。

私たちだけでは不安で……

土方

まあ、いいさ。

おめーらにゃ世話になってるからな。

土方

付き合ってやらァ。

主人公

(♪)

キャトラ

そうこなくっちゃ！

師範

ご足労いただき面目ない。

ワシがこの道場の師範です。

土方

土方だ。

道場を立て直したいそうだな？

師範

お恥ずかしい話だが、

ワシも歳をとりましてな。

最近では満足に稽古を

つけることもできません。

入門者も減る一方です。

師範

だが、長年続いてきた道場を

ワシの代で終わらすわけにはいかん。

それでギルドに依頼した次第で……

土方

泣き言ァいいさ。

弟子たちはどこだ？

師範

おーい、みんな集まってくれ。

(※ドタドタドタ……)

土方

おめーらがこの道場の門下生か？

門下生1

ええと……あなたは？

土方

俺は土方十四郎だ。

今日からこの道場の

師範代として、

おめーらを指導することになった。

門下生1

ええっ！？

門下生2

聞いてませんよ。

門下生3

師範、本当なんですか？

土方

うるせェぞ！

門下生たち

！

土方

誰が勝手に喋っていいって言ったよ。

ああ？

門下生たち

…………

土方

いいか。引き受けたからにゃ、

俺は絶対ェ、この道場を

立て直してやらァ。

おめーらも腹ァくくれよ！

門下生たち

…………

土方

返事はどうしたァ！

門下生たち

は、はい──！

土方

こいつァ……

鍛えがいがありそうだぜ。

キャトラ

ちょ、アンタ、瞳孔が開き気味よ！

思い出３

土方

うりゃあああああああ！

(※ブォンッ！)

(※ドガーン！)

門下生1

ひゃあ！

(※バタッ……)

土方

せりゃあああああああ！

(※グォンッ！)

(※ドガーン！)

門下生2

うわあっ！

(※バタッ……)

土方

まだまだぁ！

(※ズォンッ！)

(※ドガーン！)

門下生3

ぎゃああ！

(※バタッ……)

土方

おらァ！

へばってんじゃねェ！

立たねェか！

土方

こんくれーで

剣の道語ってんじゃねェ！

目ェ覚ましやがれ！

土方

主人公、
次はお前だ！

主人公

……！

土方

うりゃああああああああ！

(※バッ！)

主人公

！！

(※ひゅんっ！)

土方

悪かねェ！

だが、脇が甘ェ！

(※ブォンッ！)

(※ドガーン！)

主人公

……！！？

キャトラ

ちょっと。

少し厳しすぎるんじゃないの！？

土方

黙って見てろ！

キャトラ

ヒッ！　瞳孔が開いてるぅ！

キャトラ

ねえ、師範！

このままじゃみんな

ぶっ倒れちゃうわよ！

師範

土方殿には何か考えがあるんだろう。

師範

ワシにはわかる……

アイリス

あの、食事の準備ができました。

土方

よーし、全員整列！　飯の時間だ！

キャトラ

アイリス、ナイスタイミングよ！

これでみんなひと息つけるわ！

門下生たち

…………

土方

どうした、食わねーのか？

キャトラ

てか何よ！

このドンブリに

てんこ盛りのマヨネーズは！？

アイリス

ええと、

元はお茶漬けだったんだけど……

土方

この俺が直々に

マヨネーズかけてやった

<土方スペシャル>だ。

心して食え。

キャトラ

食えるわけないでしょーが、

こんなモノ！

土方

おめーら

食い終わったら稽古再開だ！

さっさとかっこみやがれ！

門下生たち

は、はい──！

キャトラ

ねえ、師範！

このままじゃみんな

病院行きよ！

師範

土方殿には何か考えがあるんだろう。

師範

ワシにはよくわからんが……

キャトラ

わからんのかいっ！

主人公

…………

思い出４

キャトラ

……気のせいかしら。

キャトラ

昨日より道場が広く見えるんだけど。

アイリス

うん、そうだね。

キャトラ

それにずっと風通しがいいわ。

アイリス

うん、そうだね。

キャトラ

コラー！　師範代っ！！

土方

あァ？

キャトラ

ご飯にマヨネーズかけてる

場合じゃないでしょ！

弟子たちが一人も

来てないじゃないの！

主人公

…………

土方

どうせシッポ巻いて

逃げちまったんだろうな。

土方

もうちったァ骨のある

連中だと思ったんだが……

見込み違いだったみてえだ。

キャトラ

なに落ち着いてんのよ！

キャトラ

アタシらは潰れかけた

道場の立て直しに来たのよ！

アンタがまっさきに

叩き潰して、どーすんの！

土方

あの程度で音ェあげるようじゃ……

土方

剣は捨てたほうが

身のためってモンだ。

キャトラ

ご飯にマヨネーズかけながら

言われても説得力ないわ！

キャトラ

って、
まだかけ終わってなかったの！？

主人公＆アイリス

…………

師範

……キャトラ殿。もういいんだ。

キャトラ

よかーないでしょ！

道場存続の危機なのよ！

師範

いや、土方殿は

間違っちゃおらんよ。

キャトラ

間違ってるわよ！

あのマヨネーズの量！

アイリス

キャトラ、少し落ち着いて。

師範

なあ土方殿。

ワシは一目見てわかった。

師範

お前さんは幾多の死線を

潜り抜けてきた男だってな。

紛れもなく多くの生き死にを

見てきた目だよ。

土方

…………

師範

真剣勝負においては

わずかな気のゆるみも

命にかかわる。

師範

そして死を意識した先にこそ、

生への執着が生まれる。

師範

土方殿が厳しい稽古を課したのは

誰一人として死なせたくは

なかったから……

そうじゃないのかい？

土方

……そいつァ、買いかぶりだ。

土方

俺ァ剣振るしか能がねェ、

ただのバラガキよ。

土方

んなご立派なことは

考えてねーさ。

師範

そうか……

キャトラ

でも、どーすんの？

このままじゃ道場は

続けらんないわよ？

師範

なあに、

もう潮時だったのかもしれん。

師範

だが、今の時代でも

真のサムライが生き続けている……

それが分かっただけでも

ワシは本望だよ。

土方

…………

思い出５

(※ガターン！)

ガラの悪い剣士

ちょいと邪魔するぜ。

土方

なんだァ、てめーら？

ガラの悪い剣士

なーに大した用じゃねぇよ。

この道場の看板を

もらおうかと思ってな。

師範

な、なんだと……！

土方

道場破りか……

面白くもねェ。

ガラの悪い剣士

つーか、この道場、

お前らしかいねーのか？

ガラの悪い剣士

こんな道場潰しても

自慢にならんが、

看板だけはもらってやるぜ。

キャトラ

ど、どうするの、師範？

師範

うぬぬ……致し方あるまい。

看板が欲しければくれてやる。

土方

待ちやがれ。

土方

守りたかったんじゃねェのか、

道場？

師範

だが、もう弟子たちもおらん。

土方

看板を渡すってのはなァ、

道場を明け渡すだけじゃねェ。

土方

てめーが信じた剣の道を

捨てるってことだ。

師範

……！

ガラの悪い剣士

おい、

何をゴチャゴチャ言ってやがる。

土方

俺がこの道場の師範代だ。

俺が相手になってやらァ。

ガラの悪い剣士

なら、こっちも一番の腕利きが

相手してやる。

土方

いや、そいつァ面倒だ。

ガラの悪い剣士

ああ？

土方

全員まとめてかかってきやがれ。

ガラの悪い剣士

なっ……

舐めた口ききやがって……

なら、望み通り全員で

相手してやるぜ！

キャトラ

ちょ、大丈夫なの？

相手は十人以上いるわよ！

土方

いいから、後ろ下がってろ！

キャトラ

ヒィィィ！　また瞳孔が……！

土方

お、てめーもやんのか？

主人公

……！

ガラの悪い剣士

やっちまえ！

(※ダッダッダッダ！)

土方

うりゃあああああああ！

(※ブォッ！)

(※ドガーン！！)

土方

せりゃあああああああ！

(※ブォッ！)

(※ドガーン！！)

剣士1

なんだコイツら！？

剣士2

メチャクチャつえーぞ！

土方

まだ終わりじゃねぇ。

本物の喧嘩、見せてやらァ！

ガラの悪い剣士

おっと、そこまでだ！

主人公＆土方

！　　　！

(※カチャ……)

ガラの悪い剣士

武器を捨てな。

この爺さんの首が飛ぶぜ。

土方

チッ……何してやがるジジイ……

師範

うぬぬ……すまん、土方殿。

キャトラ

ちょっと卑怯じゃないの！

ガラの悪い剣士

勝負に卑怯もクソもあるか！

最後に立ってたほうが

勝ちなんだよ！

さあ、どうする？

土方

……おい、主人公。

土方

こんな時、おめーならどうする？

主人公

……！

土方

そういうと思ったぜ。

(※カラン……)

(※カラン……)

ガラの悪い剣士

へっへっへ。

なかなか素直じゃねーか。

師範

いかん、土方殿！
ワシはどうなっても構わん！

土方

へっ、目の前のジジイ一人

助けられねーで、

新撰組なんざ務まるかよ。

ガラの悪い剣士

よーし、お前ら、やっちまえ！

(※ダッダッダッダ！)

キャトラ

どーすんの！

絶体絶命のピンチよ！

主人公

……！！

思い出６

(※主人公が光る)

ガラの悪い剣士

うおっ！　なんだこの光は！？

土方

うらァ！！

(※バコッ！)

(※ドカッ！！)

キャトラ

やったわ！

師範を助け出したわよ！

土方

主人公、
ジジイはお前に任せる！

主人公

……！

土方

さァてと……

土方

てめーら、

地獄へ送る価値もねェが……

(※カチャ……)

土方

三途の川くれェは見せてやらァ！

(※ヒュオッ！　ブォッ！　ドゴーン！！)

ガラの悪い剣士

ひ、ひいい！　殺されるぅ！

(※ダダダダッ！)

剣士1

アイツ、逃げやがった！

剣士2

待ってくれ！俺らも！

(※ダッダッダッダ！)

キャトラ

アンタたち

もう二度と来るんじゃないわよー！

師範

土方殿。なんと礼を言ってよいか……

土方

俺はてめえの仕事をしただけだ。

キャトラ

でも、せっかく道場を守っても、

肝心の弟子がいないんじゃーね。

(※ガチャッ！)

門下生たち

土方師範代！
遅くなって
申し訳ございませんでした！

土方

おめーら……

逃げたんじゃねーのか？

門下生1

いいえ！　我ら一同

辞めるつもりなどありません！

門下生1

ただ、みんな今朝から腹をくだし、

厠から一歩も出ることが

できなかったのです！

土方

そいつァ災難だったな。

キャトラ

<土方スペシャル>の
せいでしょーが！

門下生2

土方師範代。

我らにご指導を！

門下生3

本物の剣の道をお教えください！

土方

どうやら……

目ェ覚めたみてえだな。

門下生たち

はい。あの痛みは忘れられません！

門下生たち

これからも体中にビシバシと

木刀を打ち込んでください！

土方

おめーらドМか！
総悟と相性よさそうだなオイ！

師範

土方殿。ワシもお願いしよう。

土方

ジジイ！　てめーもかよ！

師範

いいや、そうじゃない。

この道場に残っては

くれないだろうか？

土方

……悪ィがそいつァできねェ。

土方

こいつらの面構え見てみろ。

もうこの道場は

俺がいなくても大丈夫だ。

師範

いや、しかし……

土方

それになぁ……

俺にゃ戻る場所があんだ。

土方

アンタがこの道場を守りてえと

思うように……

俺にも守らなきゃならねーモン

があんだよ。

師範

……また会えますかな？

土方

いつかは会えんだろうよ。

互いに同じ道進んでりゃな。

キャトラ

いろいろあったけど

無事に依頼を完了できたわ。

やっぱりアンタに頼んで

正解だったわね！

主人公＆アイリス

♪　　　♪

土方

よく言うぜ。

さんざん文句垂れて

いやがったくせに。

キャトラ

終わりよければ全て良しよ。

さあ、帰ってご飯食べましょ。

もうお腹ペコペコよ。

土方

お、いけねぇ。

ちょいと寄り道するぜ。

キャトラ

どこ行くの？

土方

マヨネーズ買って帰らぁ。

もう飛行島に在庫がねえんだ。

キャトラ

アンタ、
どんだけマヨネーズを使ったのよ！

主人公＆アイリス

…………

ボイス

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同時期登場キャラ

銀魂プロジェクト 2019/4/26

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